とうもろこしのお話】 




 とうもろこしは、野生種が発見されていないためその起源は正確ではないが、種々の調査ではアメリカ大陸とされている。日本には1579年にポルトガル人によって長崎に伝えられたとされていて、その後アメリカから明治初期頃に栽培しやすい品種が北海道に入ってきて以降本格的に栽培されるようになった。とうもろこしは、その後も青果用だけでなく加工用として広がっていき、現在の国内主産地としては北海道のほか千葉や群馬などで多く生産されているが、国内消費量からみれば非常に少なく、その多くはアメリカや南米などからの輸入に頼っている。
■おいしい時期
 冷凍食品などを口にする機会も多いため1年中食べているような気がしますが、夏野菜の代表であるとうもろこしの旬は7月〜8月遅くとも9月頃までに限られます。とうもろこしは、特に保存がきかない野菜であり、その美味しさは鮮度に大きく左右されてしまいます。
■選ぶポイント
 とにかく収穫直後の新鮮なものが一番美味しい。
 日持ちのよい皮つきで、しかも皮の表面の緑が濃いものを選びましょう。劣化してくると緑色が薄くなってきます。中の粒は、ギッシリつまっていて、しかも粒がそろっているもの。粒にふくらみがあることもポイントです。 また、先のひげが褐色のものはよく熟している証拠です。価格については、旬の短い食材であるので出始めは高く、最盛期になると一気にお手頃価格になってきます。(初夏にス−パ−で非常に高い価格で売られていると思います・・・・・。)
■保存方法
 とうもろこしは非常に鮮度が落ちやすく、夏の常温では収穫後1日で糖度が半減してしまうほどです。したがって、流通経路、家庭での保存には必ず冷蔵が必須です。当店でも仕入れから発送まで常に冷蔵保管を心がけていますが、やはりご到着されてから遅くとも翌日には召し上がっていただきたいです。その間は冷蔵庫で立てておいてください。また、それ以上に保存するのであれば、一度茹でてラップにくるんで冷凍してください。 
■栄養価について
 野菜の中では比較的高カロリ−。粒の表面にはセルロースを多く含み消化がわるいという面がある一方で、食物繊維を多く含んでいるため便秘に効果があります。また、胚芽部分にはビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンEなどの栄養が含まれているほか、リノール酸も多く動脈硬化予防やコレステロ−ル値を下げる働きもあります。また、にんじんとともにガンを引き起こす変異原を除去する働きがあるとも言われています。