たまねぎのお話】 




 今では家庭料理に欠かすことのできないタマネギですが、その歴史は以外にも浅く明治時代初期に北海道の札幌で本格的に栽培され始めました。その後、北海道だけでなく関西を中心とした西日本地域で生産されるようになり、今では日本の野菜の生産量の上位を占めるまでになっています。
 特に日本では、和食から洋食へと食生活そのものの変化に伴って、洋食におけるタマネギの使いやすさ・相性の良さなどが認められたこと、あるいは、健康ブ−ムを繁栄してタマネギの栄養価の高さが認められたことなどが、生産量増加の主な理由のようです。
 このように私たち一般家庭でもお馴染みのタマネギにも、以下のような特徴がありますのでこれだけ知っておくだけでも、これからもより良いタマネギ生活?が送れること間違いなしですね!
■おいしい時期
 タマネギと言えば一年中見かける野菜の1つですね。この理由は、北海道のタマネギが春まき栽培(秋に収穫)、関西など他の地域では秋まき栽培(春に収穫)だからなのです。
 北海道産のタマネギは、春に種をまいて秋に収穫されるので、収穫期の秋から美味しく保存できる春先まで皆様のご家庭で楽しんでいただけます。
 そして、北海道産のタマネギのおいしさの秘訣はなんと言っても、「北海道の昼夜の温度差の大きさ」です。比較的低温を好むタマネギは、成長期の北海道の朝晩の冷え込みでおいしさが増していくというわけです。

■選ぶポイント
 タマネギは、非常に湿気に弱いです。収穫されたあと十分乾燥されて出荷されるので、お店で購入されるときには表面が乾いていて、堅くてツヤのあるものを選ぶようにしましょう。特に、堅さはポイントなのでちょっと押してみて柔らかいものはできるだけ避けたいものです。あとは、タマネギの上と下から芽や根が出ているものも避けるようにしましょう。
■保存方法
 タマネギは湿気に弱いので、できるだけ乾燥した風通しの良い日陰においておきましょう。長く保存するのであれば新聞紙にくるんで冷蔵庫に入れておくのがよいでしょう。
 タマネギは約0度で休眠するという特徴があるので冷蔵庫などで保存しておくと長期間保存することができます。ちなみにジャガイモの場合は5度前後で休眠しますので、タマネギとはちょとばかり保存環境が違っています。
■栄養価について
 タマネギには刺激臭のもとでもある硫化アリルが含まれています。硫化アリルには胃液の分泌を活発にして食欲を促進させる働きがあります。また、「血液をサラサラにする」効果があります。血栓ができるのを抑制して脳梗塞や動脈硬化などの予防にも効果があると言われています。その他ビフィズス菌を増やして便秘を予防したり、ジスルフィド成分の働きが血糖値を下げ糖尿病予防に効果があったりといろいろな効能を持った健康食品ともいえるでしょう。
■調理のポイント
 @ タマネギを調理する際には、生タマネギを切った後、10分ほど時間をおくことによって
   切った生タマネギの成分が変化して、血栓予防としてより効果的になります。
 A タマネギを切ったときに涙が出ますが、これをできる限り抑えるためのポイントは?
  −よく切れる包丁を使うこと。(タマネギの成分である硫化アリル類の細胞をできる限り
   壊さないようにすることで催涙物質がでるのを防ぐことができる)
  −調理前にタマネギを良く冷しておくことで催涙物質の生成を抑えることができます。